― 「生きた化石」カモシカとめぐる進化の物語。 野生動物とガチンコで対峙する研究のおもしろさがここに! ―
登山の途中で、ふと姿を見せることのあるカモシカ。特別天然記念物として知られ、山の賢者とも呼ばれる存在だ。
そして、原始的な姿を今に伝える「生きた化石」でもある。
本書は、そんな不思議な動物に魅了され、研究に没頭した若き研究者によるフィールドエッセイである。
舞台は名峰・浅間山。カモシカの行動や生態を追い、観察と発見を積み重ねていく。
やがて森での調査にとどまらず、著者は過酷な高山帯へと足を踏み入れる。
そこで出会ったのは、山小屋に暮らす番人と、思いがけないカモシカたちの姿だった。
仲間の協力を得ながら研究を進めるなかで、その先に浮かび上がってきたのは──有蹄類の社会、その進化の原点であった。
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