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マルジナリア書店2025年6月一押しのリトルプレスです。
▼マルジナリア書店紹介文▼
日記は、他の創作物と比べると私的な要素が非常に強い書きものです。人によっては自分が読む・記録するためだけに書く場合もあります。心の中を吐露することにおいて、一見抽象的な詩歌なども他の創作物より本質的な部分をあらわにするものではありますが、日記は、日常を記録することでその人の現実の生活の生々しさも表します。とはいえ24時間をただ記録すれば、その人自身が立ち上がってくるものでもありません。
『笹塚diary』からは、著者のやさしさや愛、それらをみつめる視線が立ち上がってきます。それら「だけ」が著者のすべてではなく、もっと苦しい感情やつまらない部分もあるかもしれません(これは著者への意地悪ではなく、人間はだれしもたくさんの感情や側面をもっている、という当たり前のこととして)。それでも、この日々をつづる、またそれを1冊にまとめる中で、著者は日記を、日常に光を感じる作品に昇華しました。
笹塚という町を中心に営まれる生活の描写を楽しみながら、この作品のあたたかな光さを受け取ってもらえると嬉しい日記本です。(小林えみ)
追伸:10月15日の日記にはマルジナリア書店が登場しますよ!
▼制作者紹介文▼
大好きな街で考えた、心地良い場所や人との関係性について。
結婚・妊娠・出産を機に「書けなくなった」私が、13年の結婚生活を終えて「書きたい」私に変わっていく日々の記録。
新しい家族の形を探りながら人生のトライ&エラーを繰り返す四十代女性の生活日記です。
佐藤舞(さとう・まい)
1982年静岡県生まれ、日本大学芸術学部文芸学科卒。
レコード会社・劇場・出版社・大学勤務を経て、現在は広告代理店の制作ディレクター。15歳男子と二人暮らし。そそっかしいミーハー。
装丁:飯村大樹
写真:宇佐美亮
発行:カルガモBOOKS
2024年12月1日発行
B6判124P
【マルジナリア書店一押しリトルプレス】
このコーナーは、マルジナリア書店店主の小林えみが月替わりで一押しのリトルプレスを選出して紹介しています。
「リトルプレス」は商業出版流通をさせていない個人出版の総称です。自費出版、ZINEなどを含みます。近年、手軽な印刷が可能となったため(自宅のプリンタや印刷会社の簡易印刷)、たくさんの作り手がさまざまな特色ある本が刊行されています。少部数の刊行が基本ですが、人気となって商業出版を上回る冊数を刊行している本もあります。マルジナリア書店では他にも厳選したリトルプレスを販売しています。
▼2025年
008『コンストラクションメモリーズ』大原鉄平 鳥山まこと
https://yorunoyohaku.com/items/69231bde7656e27f72c7ce01
007『DEAR DIARY』山本美里
https://yorunoyohaku.com/items/676a6cce96e1cb023a365fe4
006『楽聖小説集 ベートーヴェン・フィクションズ』かげはら史帆
https://yorunoyohaku.com/items/68c7d5dd7ab88038c96f7440
005『ハドの冒険』黒川琢磨
https://yorunoyohaku.com/items/68a9cb466e3db5c1eb905dbf
004『tanec(タネッツ)』02 特集 ウクライナの友だち
https://yorunoyohaku.com/items/68a02134e6bd95d4cfc867c4
003『ミノリト』創刊号、vol.2セット
https://yorunoyohaku.com/items/68678bbdf848b12692b6450f
002『笹塚diary』佐藤舞
https://yorunoyohaku.com/items/683c4acf700833fb4a8b8454
001 歌集『天のいくつか』渡部ひの
https://yorunoyohaku.com/items/6810d982a26946d2f58eb681