「人為なき自然は人を癒さない」「人は植物に対してもっと『不真面目』でいい」――。
地球温暖化、SDGs、樹木伐採にオフィス緑化……自然と人間が対立し、自然をめぐって人々が分断される時代に、私たちは植物とどのような関係を築けるだろう。
園芸業界初の植物ケアサービス「プランツケア」を創始していま大注目の「哲学する園芸家」が、その特異な経験から紡ぎ出す、「自然とよりよく生きる」ための言葉と実践!
[目次]
はじめに
第1章 園芸二重スパイをめぐって
1 園芸家系に生まれて
2 園芸左翼と園芸右翼
3 園芸二重スパイ誕生秘話
第2章 超越としての植物
1 植物は人を凌駕する
2 超越的寿命
3 超越的身体
4 超越的知性
5 超越的戦略
第3章 園芸とは超越の飼い慣らしである
1 園芸を問い直す
2 飼い慣らし入門
3 プランツケアの哲学
第4章 自然は人を癒すのか
1 自然愛と自然嫌悪
2 自然と人為
3 自然の自然さについて
おわりに
目次
はじめに
第1章 園芸二重スパイをめぐって
1 園芸家系に生まれて
三田花茂から東京生花へ/社是「活ける」/いけばな生まれガーデニング育ち/「安西先生」との出会い/4代目の「使命」
2 園芸左翼と園芸右翼
フード左翼とフード右翼/「園芸左翼」とは/「園芸右翼」とは
3 園芸二重スパイ誕生秘話
問われる立場/「園芸二重スパイ」とは/園芸家と霊界探偵/「強植物性」の時代/「強人間性」の時代/「中性」の時代/「園芸極左」の時代/「観光」の時代/「園芸二重スパイ」誕生
第2章 超越としての植物
1 植物は人を凌駕する
巨人ゴリアテと少年ダビデ/控えめに言って「不老不死」
2 超越的寿命
最高齢の植物/最高齢の植物(部分)/最古の陸上植物
3 超越的身体
無限に増殖可能/全身が変幻自在/個体の概念がない/だいたい結合可能/植物は動いている
4 超越的知性
植物は知性を持っている/植物は根で思考する/植物は人を操っている/人は植物に従属している
5 超越的戦略
高速PDCAサイクルを回す/逆境を利用する/完全無欠のリスク分散/No.1かつOnly one
第3章 園芸とは超越の飼い慣らしである
1 園芸を問い直す
園芸とは/園芸の歴史(世界)/園芸の歴史(日本)
2 飼い慣らし入門
超越の本体/文明は土から生まれる/土は地球最後のナゾ/土壌微生物も99パーセントが謎/微生物と不耕起栽培/根のある園芸/盆栽への誤解/盆栽の思想/根のない園芸/「活ける」の思想
3 プランツケアの哲学
プランツケア誕生/不真面目さの肯定/再生する植物
第4章 自然は人を癒すのか
1 自然愛と自然嫌悪
バイオフィリア(人の自然愛)/バイオフォビア(人の自然嫌悪)/「ジャングル問題」の謎/自然浴とタナトス/崇高と美
2 自然と人為
園芸における自然/園芸における人為/テクノフィリア(人為への愛)
3 自然の自然さについて
「手つかずの自然さ」/「自然さ」と「健全性」/「自然さ」と「私性」
おわりに
著者プロフィール
川原 伸晃 (カワハラ ノブアキ) (著)
1981年、東京生まれ。園芸家、華道家、ボタニカルディレクター。観葉植物専門店REN代表、東京生花株式会社代表取締役社長、創業1919年園芸店4代目。欧州国際認定フローリスト。Wellant College European Floristry修了。2010年、経済産業省主催デザイナー海外派遣事業に花卉園芸界の日本代表として選出される。2011年、花卉園芸界のデザイナーとして初めてグッドデザイン賞を受賞。2018年、業界初となる植物ケアサービス「プランツケア」開始。2020年、業界初となる植物の二次流通「リボーンプランツ」開始。2021年、プランツケアの拠点となる「プランツケアラボ」設立。著書に『プランツケア 100年生きる観葉植物の育て方』(サンマーク出版)がある。
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