「馴れ馴れしい」「壁がある」「捉えどころがない」
そんなふうに言われてしまったことはありませんか?
人間関係がうまくいかない本当の原因は、「言葉の選び方」といった局所的な問題ではなく、相手との「距離」のズレにあります。
「距離感」は「センス」とされがちですが、誰でも再現できる「技術」です。
本書では、その日の感情や気分に頼るのではなく、意図をもって相手との距離を測り、調整するノウハウを網羅しました。
距離を調整する「近づく」「保つ」「離れる」3つの技術をもとに、
・上司の信頼を得る「報告リズム」の整え方
・メールで心がけたい、対面の1.5倍丁寧な言葉遣い
・異動や昇進に合わせた、距離感のアップデート方法
といった、あらゆる相手や場面ですぐに使える技術を解説します。
ビジネスの成果は、「実力×距離感」の掛け算で決まります。本書を通じて、人間関係の迷いを解消し、心地よい関係を自らデザインする「距離感の技術」を身につけましょう。
(こんな悩みを持つ方におすすめ)
・自分の距離感は、今のままで大丈夫なんだろうか
・人と近づくことはできても、うまく離れられない
・目上の人とは、どう接するのが感じよく映るんだろう
・普段フランクに接している相手だと、メールやチャットでの言葉遣いに迷う
・昇進して立場は変わったのに、接し方は変えられていない気がする
目次
■はじめに
なぜ、距離感なのか
距離感は「センス」ではなく「技術」である
■第1章 距離感の「基本」と「よくあるミス」
距離感を技術化する
できる人ほど、距離感を常に更新している
放置した違和感は時限爆弾と同じ
・やってしまいがちな「距離感ミス」
目立ったトラブルがない=「サイレントエラー」
・距離が近すぎて起きるミス
信頼を壊す「馴れ馴れしさ」
「良かれと思って」は距離感事故の合言葉
・距離が離れすぎて起きるミス
「丁寧すぎる」という心の壁
情報の断絶を招く「行動の遠慮」
■第2章 距離を更新し続けるための「調整サイクル」
測り、合わせ、見直す。「距離感の調整サイクル」の全体像
・ステップ① 自分の「前提」と「クセ」を自覚する
世代や文化の差を判断に活かす
余裕がないときに生じる感覚の「ズレ」を意識する
自分の距離感のクセを見抜く
・ステップ② 相手が発するサインを読み取る
表情・言葉・反応の変化に注意する
「なぜ?」を捨て、変化した「事実」だけを見る
自分の発言の「量」と「タイミング」を測る
・ステップ③ シナリオを用意し、相手に合わせて動く
距離感を調整する「シナリオ」を作っておく
迷ったら、まずは「立ち止まる」
距離は相手と「せーの」で動かすもの
・ステップ④ ミスを振り返る
ミスは、相手との「距離の正解」を知るチャンス
距離感のミスは「五・七・五」にして客観視しよう
第三者の評価を参考にする
■第3章 「近づく・保つ・離れる」距離感の3技術
距離を動かす3つの技術
・近づく技術
距離を近づける目的を明確にする
近づくスピードをコントロールする
「オウム返し」で心理的な距離を縮める
・保つ技術
距離を保つことは「冷淡」ではない
信頼を深める距離キープ術
感情で距離を変えない
・離れる技術
離れることで、関係を正常化する
「全員と仲良くする」という不可能なゲームから降りる
距離のリセットは、「物理」で行う
■第4章 役割・関係ごとの距離感
職場の距離感は相手の「役割」で決める
職場で関わる99%の人は友達ではない
期待しすぎない距離が長続きの秘訣
・上司との距離感
上司を「人間」ではなく「機能」として見る
自分の印象を「親しみやすい」に整える
上司との距離は「報告の予測可能性」で安定する
・同僚との距離感
「同僚」こそ最も距離がバグりやすい
好き嫌いで距離をブラさない
「愚痴でつながる関係」は今すぐリセットする
・部下との距離感
部下には正しい「評価」と「支援」を行う
7割理解できたら、それ以上踏み込まない
間違った距離で正しいことを言うな
・取引先との距離感
初対面では、できないことは「できない」と言う
盛り上がった直後こそ、「2歩下がる」
「共感」ではなく「利害」でつながる
■第5章 ツール・場面ごとの距離感
シチュエーションによって適切な距離は変わる
第一印象は「2年間」残る
・メールの距離感
メールは「1.5倍遠い距離」がちょうどいい
「敬語の3段ダイヤル」で距離を調整する
CCを「距離の監視カメラ」として使う
・チャットの距離感
チャットに込めた感情は8割減で届く
絵文字やスタンプの「封印」を解くタイミング
「即レス」よりも「一定のテンポ」で
・会議の距離感
大人数でも「一対一の距離」を意識する
自分の発言量を管理する
オンラインでは態度が2倍に見える
・雑談の距離感
雑談を「距離のセンサー」にする
「インタビュアーの距離」に徹する
雑談の「入口」と「出口」を設計する
・飲み会の距離感
「無礼講」の罠に騙されず、「役割の線」を守る
アルコールが生み出す「距離の錯覚」に騙されない
誘う距離感、断る距離感
■第6章 キャリアごとの距離感
キャリアに応じて、距離感をアップデートする
昇進・異動に合わせて、距離を再定義する
・新人期の距離感
「どんなキャラクターか?」が、新人の生存確率を決める
質問の「頻度」と「タイミング」を考える
イエスマンにならない距離の取り方
・中堅期の距離感
距離感が変えられないと、正当に評価されない
他者と他者の距離をつなぐ「翻訳機」になる
「いつでもいいですよ」という言葉の罠
・リーダー期の距離感
リーダーが取るべき距離は時代で変わる
リーダーの四大疾病に注意する
「一対一」の距離を「一対多」に広げる
■おわりに
あとがき
著者プロフィール
中島 健寿 (ナカジマ ケンジュ) (著)
中島 健寿(なかじま けんじゅ) 1996年、栃木県生まれ。立正大学法学部卒。 大学卒業後、独立。わずか3年で世界10カ国以上にビジネスを展開し、1万人以上の組織を作る。 その傍ら、現在は、これまでの経験をもとに「信頼され、引き上げてもらえる人になるためのコミュニケーション術」を軸にセミナーや講演を全国で展開。 また、10歳で野球を始め、15歳で日本代表として国際大会に出場し、アジア大会準優勝。白鴎大学足利高校時代には同校初の選抜甲子園出場を果たす。大学時代には明治神宮野球大会で人生2度目の日本一を経験。 プライベートでは6歳、4歳、1歳の三児の父。 著書に「年上との話し方で人生は変わる」(総合法令出版)がある。
その他のアイテム
-
- 言葉の眼 深淵と火山/ジャック・デリダ(著)鵜飼 哲(翻訳) 発行:筑摩書房
- ¥1,320
-
- スポーツってなんだろう? あなたと考えたい自由にスポーツを楽しむこと/平尾剛(著) 発行:平凡社
- ¥1,760
-
- 『アウシュヴィッツの小さな厩番』ヘンリー・オースター(著/文)デクスター・フォード(著/文)大沢 章子(翻訳) 発行:新潮社
- ¥2,310
-
- 兵庫県政問題 言論篇 壊れゆく社会/菅野 完(著)石森 雄一郎(著)松本 創(著)尾形 聡彦(著)選挙ウォッチャーちだい(著)赤澤 竜也(著) 発行:花伝社
- ¥1,980
-
- 『女性とマンガ 日本・アジア・欧米の自由と規制を切り開く』大城 房美(編著)長池 一美(編著) 発行:青弓社
- ¥2,860
-
- 『ファージ・ハンター 病原菌を溶かすウイルスを探せ!』山内 一也(著/文) 発行:岩波書店
- ¥1,540