著者20代の時に書き下ろされ、その後40年にわたってみずからの手で封印されていた伝説の問題作が、いま新たにその姿を現わす!!
影盗み、迷路、自動人形、魔術師、ゴオレム、結晶体、石蚤、月……乱反射する鏡の王国の壮大な崩壊。目眩く傑作長編小説がついに復刊なる。
【目次】
プロローグ
〔第一部〕 影盗みと鏡
Ⅰ 彫刻師は粘土を買いにゆく
Ⅱ 詩人の煩悶とその苦境
Ⅲ もう一人の証言者が登場する
Ⅳ 影盗みは読書もする
Ⅴ 鏡の仮面が二重館に氾濫する
Ⅵ ついに殺人事件も起きる
〔第二部〕 仮面の翳
Ⅶ 自動人形が鍵を持つ
Ⅷ 誰かがどこかで目醒める
Ⅸ 柩の中身についての混乱が生じる
Ⅹ 魔術師の弟子、或は預言者
Ⅺ 泥人形にも考えがあることが判る
Ⅻ 水上街炎上図
ⅩⅢ その後の軌跡さまざま
ⅩⅣ 芸術家が悲鳴をあげるまでのいきさつ
ⅩⅤ 再び鏡の仮面が二重館に氾濫する
ⅩⅥ 旅のおわりとはじまり
エピローグ
新版後記
山尾悠子
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