{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

死者のゆくえ/佐藤 弘夫(著) 発行:筑摩書房

1,650円

送料についてはこちら

人は必ず死ななければならない。死という不可避の運命を古来日本人はどう捉え、身近な死者をどう弔ってきたのだろうか。本書では数々の資料を読み解くとともに、各地の霊場にも足を運び、「死」をめぐる観念の実相と変容に迫る。遺体を打ち棄ててかえりみなかった古代の人々、遺骨を熱心に霊場まで運んだ中世の人々……。現代とはまったく異なる葬送のかたちだが、その背景をひもとけば、肉体と魂の関係、彼岸のイメージなどにまつわる、各時代固有の死生観が輪郭をあらわす。日本列島におけるそれぞれの時代で共有されたコスモロジーと、名も無き人々の「死の精神史」を丹念に描き出した名著。 目次 序 章 死の精神史へ――方法と視座―― 一 遠野物語の世界 二 柳田説の再検討 第一章 風葬の光景 一 心象の化野 二 撒かれる骨 三 古代人における生と死 四 死者はどこに行くのか 五 古代人の他界観 第二章 カミとなる死者 一 巨大墳墓の時代 二 古墳の思想 三 墓と樹木 四 死霊からカミへ 五 王権を守護する天皇霊 六 死霊と御霊 第三章 納骨する人々 一 八葉寺の夏 二 拡大する彼岸世界 三 骨に憑く霊 四 この世に留まる死者 五 往生を拒む人々 第四章 拡散する霊場 一 青葉山植物園の板碑 二 板碑の建立と浄土往生 三 創られる霊場 四 勝地と境界 五 霊場を拒否する人々 第五章 打ち割られた板碑 一 破棄された板碑群 二 供養塔から墓標へ 三 縮小する他界 四 墓に憩う死者 五 菩提寺の時代 終 章 死の精神史から 一 異界からの眼差し 二 死の観念の変容 三 生者と死者の精神史 四 死の比較文化論的研究 引用・参考文献一覧 使用テキスト一覧 あとがき 自著解説 著者プロフィール 佐藤 弘夫 (サトウ ヒロオ) (著) 佐藤 弘夫(さとう・ひろお):1953年宮城県生まれ。1978年、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東北大学名誉教授。神仏習合、鎌倉仏教、国家と宗教、死生観などをキーワードに日本の思想を研究。著書に『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫)、『アマテラスの変貌』(法蔵館文庫)、『日蓮』(ミネルヴァ書房)、『日蓮「立正安国論」』(訳注、講談社学術文庫)、『日本人と神』(講談社現代新書)、『概説 日本思想史』(共編著、ミネルヴァ書房)など多数。

セール中のアイテム