{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

数学における発明の心理/ジャック・アダマール(著)吉田 三知世(翻訳) 発行:筑摩書房

1,430円

送料についてはこちら

数学などの自然科学分野において革新的な進展をもたらす「ひらめき」や大発見。それらはいつどのようにして生まれるのか。意識的に「ひらめき」をつくり出すことはできるのか、それとも偶然にまかせるしかないのだろうか。素数定理の証明で知られ、アダマール積やアダマール行列などにもその名を遺すフランスの大数学者が、自身の研究プロセスや、ポアンカレ、アインシュタイン、ノーバート・ウィーナーといった様々な科学者たちの実践や証言に基づき、謎に満ちたそのメカニズムに迫る。知的創造をめぐる古典的名著を、清新な新訳で。 解説 河東泰之 目次 ペーパーバック版へのまえがき(P・N・ジョンソン=レアード)   まえがき   序論   第1章 概観と疑問   数学の能力に対応する「頭蓋の隆起」/この論点についての心理学者の見解/数学の場合についての調査/これらの調査に対する批判/ポアンカレの報告/自分自身の無意識を観察する/他の分野の例/発明の偶然説 第2章 無意識についての議論   無意識が持つ多面性/周辺意識/意識の階層構造 第3章 無意識と発見   アイデアの組み合わせ/次の段階/発明とは選択すること/発明における美的感覚/再び無意識について/培養についての別の見解/諸説についての議論/発現に関する他の見解と予告の段階/無意識に関する詳説 第4章 準備の段階――論理と偶然 一貫して意識的な研究/準備としての意識的な仕事/準備作業の作用のしかたに関するポアンカレの見解/論理と偶然/誤りと失敗/著者自身の事例/パスカルの場合/無意識を制御しようとする試み 第5章 その後の意識的な作業   第四の段階/ポール・ヴァレリーの証言/暗算の達人/自分自身の作業の価値を評価する 第6章 総合としての発見、記号の助け 発見における総合/記号の利用/言葉による思考と、言葉によらない思考/通常の思考における心象/緊張した思考における心象/ビネーの見解/著者個人の経験についての所見/完全な意識と周辺意識のそれぞれの役割/研究の他の諸段階/もう一つの考え方/数学者を対象とした調査/デカルトのいくつかのアイデア/他の思索家たち/言葉による思考に難点はないのか?/ある有益な叙述/心のなかのイメージに関するもう一つの問題との比較/心のなかのイメージを意図的に最適化できるだろうか?/ここまでのまとめ 第7章 数学者の心の多様性   常識を使った思考/第二の段階─ 数学を専攻する学生/論理的な心と直観的な心、問題の政治的側面/区別についてのポアンカレの見解/これまでに得られたデータを利用する/数学者の心に見られるその他の違い 第8章 直観の逆説的な事例   フェルマー(一六〇一~六一)/リーマン(一八二六~六六)/ガロア(一八一一~三二)/ポアンカレの研究における一つの事例/歴史的な比較 第9章 研究の全般的な方向   発明の二つの概念/テーマの選択/発明を目指す研究の方向と独創的でありたいという願望 あとがき   補遺Ⅰ 数学者の作業方法についての調査   補遺Ⅱ アインシュタイン博士の証言 解説(河東泰之)   人名索引 著者プロフィール ジャック・アダマール (ジャック アダマール) (著) ジャック・アダマール(Jacques Hadamard):1865-1963年。フランスの数学者。コレージュ・ド・フランス、エコール・ポリテクニクなどで教鞭をとる。素数定理の証明など、解析学の分野を中心に独創的な業績を残し、関数解析学の先駆者として、また、流体力学、波動論など数理物理学の分野でも多大な貢献をなしたことで広く知られる。 吉田 三知世 (ヨシダ ミチヨ) (翻訳) 吉田 三知世(よしだ・みちよ):京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳を手がける。訳書に、ウィルチェック『すべては量子でできている』、マンロー『ホワット・イフ?』、ベッカー『実在とは何か』などがある。

セール中のアイテム