マンクンク、おまえは破壊者だ!
訳者・高野秀行が学生時代に出会い、誰に頼まれたわけでもなく訳してしまった、魅惑の書
これぞまさに世界文学が待望していた小説――野崎歓(解説より)
「《力》と、《力》に敬意を捧げる夕ムタムをひっくり返す者」と運命づけられ、大河に、氏族の王に、植民地支配の異人に、そして、自分の社会そのものに挑んでいった永遠の革命児マングラ・マンクンク。
コンゴのとあるバナナ畑で孤独な生を受け、《知》と《力》を追及し、長じては偉大な「ンガンガ」(呪術師)となった男が、半世紀に及ぶ試練の旅を乗り越えて、最後に見たものとは……。
神話的世界から、急激な近代化による矛盾まで、一人の人間の一生を通してアフリカ共通の歴史を描き出す、アフリカ版「百年の孤独」
著者プロフィール
エマニュエル・ドンガラ (エマニュエルドンガラ) (著)
一九四一年コンゴ共和国に生まれる。十代の終わりから約十年アメリカ合衆国で学ぶ。九七年の内戦時にコンゴを離れて以降、長年にわたりバード・カレッジ・アット・サイモンズ・ロックで化学と文学を教え、現在はフランスとアメリカを行き来しながら暮らす。『世界が生まれた朝に』で八八年ブラックアフリカ文学大賞受賞。フランス語圏のアフリカを代表する作家で、作品は十二言語以上に翻訳され、二十ヶ国以上で出版されている。
高野秀行 (タカノヒデユキ) (訳)
一九六六年東京生まれ。ノンフィクション作家。国立民族学博物館特別客員教授。主にアジア、アフリカ、南米などの辺境地域をテーマに取材執筆を行っている。『謎の独立国家ソマリランド』で講談社ノンフィクション賞と梅棹忠夫・山と探検文学賞、『イラク水滸伝』でBunkamuraドゥ・マゴ文学賞を受賞。主な著書に『語学の天才まで1億光年』『酒を主食とする人々』『幻のアフリカ納豆を追え!』『メソポタミアのボート三人男』など。
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