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『檸檬荘』土居 文恵(著) 発行:書肆侃侃房

2,200円

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「お手」と言えばお手してくれた蝶々が北風に乗り去っていきます 土居さんの目に映ったものが全部いきいきと歌の中で生きている。不安や閉塞感がベースにあっても、どこかユーモラスでたくましい。次にどんな言葉がくるのか、わくわくする。自在な言葉の世界に埋もれる楽しさを堪能していると、日常の手触りが変化していく。 ―東 直子 【収録歌より】 ねぇそろそろ許し合おうよ その壁のセロハンテープも琥珀色だし 百年も前の詩の中歩く虫 読点の上で潰してあげる ドラえもんと言えばノー、ドゥライモォンと訂正される英語教室 街角にある駄菓子屋で消費者になる吾子を見る ひやしあめ越しに 著者プロフィール 土居 文恵 (ドイ フミエ) (著) 東京女子大学卒。 2018年頃から歌を詠み始め、 新聞歌壇などに投稿をスタート。 2024年第12回現代短歌社賞佳作。 第6回笹井宏之賞最終選考候補。 歌人集団「かばんの会」2023年編集人。

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