江戸時代の全盲の国学者・塙保己一。幼少期に失明するも、学問を志し、やがて国内最大の叢書『群書類従』の編纂という、前代未聞の大事業に取り掛かる。類稀なる記憶力で、学者として輝かしい経歴を築いていく保己一だったが、その傍らに常にあったのは、晴眼者――妻、学者仲間、弟子らとの、すれ違いだった。
“天才・塙保己一”の胸中にあったのは、絶望か希望か、それとも――。
目次
第一章 むしの子
第二章 えんていの水
第三章 すでに触れて
第四章 はんぎ、蔵にて
第五章 どうしゅうの人
第六章 眩くて眩む
著者プロフィール
蝉谷 めぐ実 (セミタニ メグミ) (著)
1992年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。2020年、『化け者心中』で第11回小説 野性時代 新人賞を受賞しデビュー。21年に同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第27回中山義秀文学賞を受賞。22年、『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞。24年『万両役者の扇』で第15回山田風太郎賞を受賞。
その他のアイテム
-
- 『哲学するベートーヴェン カント宇宙論から《第九》へ』伊藤 貴雄(著) 発行:講談社
- ¥2,420
-
- 『喫茶の効用』飯塚めり(文・絵) 発行:晶文社
- ¥1,760
-
- 《最果タヒさんサイン本》『PEANUTSの気になるあの子 意地悪なだけじゃないルーシー』チャールズ・M・シュルツ(企画・原案)谷川 俊太郎(訳)最果 タヒ(編) 発行:株式会社 世界文化社
- ¥1,870
-
- 『PLAY! PARKのたねあかし』永岡 綾(編)揚石 圭子(編) 発行:ブルーシープ
- ¥1,430
-
- 『しらい弁当日記』 【マルジナリア書店一押し #リトルプレス 014-2026年6月】
- ¥1,000
-
- 『しんどい心の処方箋』小池 陽人(著) 発行:柏書房
- ¥1,650