人間にとって、感じるとは何か。
回復とは何か。
頭で理解した「あたりまえ」をすっ飛ばす、
生きるための究極の工夫。
居場所をつくること。それは言い換えれば、環境と体の関係を、
あれこれと解釈し直し、仮説を立て、根気よく結び直すことに他なりません。(…)
彼ら彼女らが見出す思いがけない工夫に出会うと、思うことがあります。
それは、工夫を重ねて「居場所をつくる」というやり方は、
私たちが慣れ親しんだ「問題―解決」という思考パターンに対する、
強烈なオルタナティブなのではないか、ということです。
問題の所在を明らかにし、原因を見つけて、たたく。
でも、そのやり方は、本当にそれほど有効なのだろうか? (プロローグより)
濱口竜介さん(映画監督)絶賛!
「11人の永い回復。それぞれが生きづらいはずなのに、
奇妙な快活さと楽天性が本書を貫いている。
一人ひとりの「工夫」、それに対する著者の「リスペクト」が
織り合わされ、私たちは生を見つめ直す視点をもらう。
あえて言いたい、何と面白いのか!」
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