なぜ韓国の大統領は、クーデターを起こすのか――
2024年12月、尹錫悦大統領が戒厳令を発動。それは1980年、全斗煥政権下の血塗られた記憶「光州事件」を呼び覚ます出来事だった。
全斗煥による独裁政治と、それを陰で支えた日本の右翼暴力団体、さらに北朝鮮による全斗煥暗殺計画――。朝鮮半島と日本をめぐる〈クーデターと抵抗〉の歴史に迫る、緊迫のドキュメント。
語られ始めた現代史の闇を軸に、軍事独裁と民衆抵抗の軌跡を描き出す
目次
序章 クーデターへの誘惑
第一章 光州民衆抗争への道のり
第二章 光州コミューンの実像とその結末
第三章 虚実が入り混じる光州事件、そして日本
第四章 金大中内乱陰謀を画策した日韓の黒い闇
第五章 テコンドーと統一教会、そして全斗煥大統領暗殺計画
第六章 独裁と暴力の終焉
終章 民主主義と独裁
著者プロフィール
高 祐二 (コウイ) (著)
1966年生まれ。甲南大学経済学部卒。コリア歴史研究所事務局。理学療法士、病院勤務。
著作に、『韓流ブームの源流』(社会評論社)、『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)、『われ、大統領を撃てり』『吉本興業と韓流エンターテイメント』『「狼」と「さそり」そして「大地の牙」』(花伝社)がある。