G8首脳のクローンと医師ガーリンは、核攻撃を避けるため北へ向かう。謎のコロニー、日常化する戦争、サーカス、巨人女……。『青い脂』の衝撃が近未来の異世界に響きわたる集大成的傑作。
著者
ウラジーミル・ソローキン (ソローキン,ウラジーミル)
1955年ロシア生まれ。83年『行列』でデビュー。「現代ロシアのモンスター」と呼ばれる。2010年『氷』でゴーリキー賞受賞。主な著書に『青い脂』『氷三部作』『テルリア』『吹雪』など。
松下 隆志 (マツシタ タカシ)
1984年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。岩手大学准教授。著書に『ロシア文学の怪物たち』、訳書に、ソローキン『青い脂』(共訳)、『吹雪』、マムレーエフ『穴持たずども』など。