先へ先へ、
漕いでいけばいいのです──
どこかの海で、ひとりの人が書き残した、ある航海の記録。
豆本作家・赤井都が紡いだ、短くも鮮烈な物語。
2016年に限定30部で制作された豆本が、ついに単行本として生まれ変わります。
主人公である「私」は、どこかの海でひとり舟を漕いでいます。
あるとき、同じように舟を漕ぐ誰かの気配を感じ、
「おおい」「おおい」と呼びかけ合いながら、しばらく並走して同じ時を過ごします。
しかしやがて、また「私」はひとりに戻る──
それでも漕ぎ続ける、小さな舟の航海の物語です。
人生における出会いと別れ、哀しみと希望。
それらを鮮やかに描きながら、この物語は、
「私」として生きる自由や孤独、そして限りある命を、ありのままに祝福します。
海の色のように、読むたびに景色を変える──
果てない魅力を湛えた、静かで深い一冊です。
本書は、日本語と英語の日英併記。
表紙からは日本語、裏表紙からは英語で読み進められる構成になっています。
著者プロフィール
赤井 都 (アカイ ミヤコ) (著)
豆本作家、ブックアーティスト。自作の物語をそれにふさわしい形の本にしたいとの思いで、豆本制作を続ける。2006年、ミニチュアブックソサエティ豆本コンクールで日本人初のグランプリを受賞(『籠込鳥』)、2022年までに五回の受賞を重ねる。ルリユール、書籍の修理と保存の技術を習得。オリジナル作品に『雲捕獲記録』『寒中見舞』『月夜のまひる』、著書に『豆本づくりのいろは』『そのまま豆本』(河出書房新社)、『楽しい豆本の作りかた』(学研パブリッシング)などがある。
https://kototsubo.com
スワスティカ・ハルシュ・ジャジュ (スワスティカ ハルシュ ジャジュ) (訳)
詩人。インド出身で福島県浪江町在住。東北大学大学院国際文化研究科で言語学の修士号を取得。現在はF-ATRAs (一般社団法人双葉郡地域観光研究協会)のマネージャーとして勤務しつつ、英語、日本語、ヒンディー語、ウルドゥー語の翻訳と通訳を行う。オンラインで詩の作品を発表。
B6変形判 縦162mm 横120mm 厚さ10mm 80ページ 上製
価格 2,200 円+税 2,420 円(税込)
ISBN978-4-911550-00-7
初版年月日2025年5月25日
その他のアイテム
-
- 『翻訳する女たち 中村妙子・深町眞理子・小尾芙佐・松岡享子』大橋由香子
- ¥2,640
-
- 『帰れない探偵』柴崎 友香(著) 発行:講談社
- ¥2,035
-
- 『断髪とパンツ 明治・大正・昭和 男装の「事件簿」』平山亜佐子(著) 発行:中央公論新社
- ¥2,530
-
- 『バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学』朱 喜哲(著) 発行:NHK出版
- ¥1,023
-
- 《サイン本・予約受付中》『 もう叱りたくないと思ったら読む本――子育て世代の新常識・マンガ〈叱る依存〉がとまらない』フクチマミ(文・絵)村中直人(著・原著) 発行:紀伊國屋書店
- ¥1,650
-
- 《サイン本》『謎解き!? チーム副都心① 新宿に消えた秘宝を探せ…んのかっ!?』イーピャオ
- ¥1,320