「女は生理の時、カッとして頭にきて何をするのかわからない」――。
女性は生理があるから罪を犯す、と信じられていた時代があった。
その言葉の根拠を確かめ、信じられてきた理由を歴史的資料からひもとく。
〈目次〉
第1章 犯罪における月経要因説と「新しい女」たち
アナーキスト大杉栄を刺した「新しい女」神近市子/「変態性慾」研究の先駆者クラフト=エビング/月経時の芝居見物は精神疾患を招くのか/「タブー」から「富国強兵の礎」へ/女優松井須磨子――自殺現場に残された「一滴の美しい血」/渡辺淳一『女優』に描かれた須磨子の月経/松井須磨子、自殺の真相/与謝野晶子も襲われた「ある時期」の猛烈なヒステリー