プラトンと対話することで、哲学的探究を粘り強く進めた田中美知太郎(1902-85)。様々なテクストを深く読みこみ、「自己自身の事として考える」哲学の本来的なあり方を示した記念碑的著作。戦時中に発表された「現実」「未来」「過去」「時間」「ロゴス」「ミソロゴス」「名目」「イデア」の八篇から成る。(解説=内山勝利)
目次
現 実――主としてπαρ?ν π?θο?の意味における――
未 来
過 去――記憶と歴史について――
時 間
ロゴス
ミソロゴス――主として言行一致の要求における――
名 目
イデア
あとがき
初出一覧
解説(内山勝利)
固有名索引
著者プロフィール
田中 美知太郎 (タナカ ミチタロウ) (著)
田中 美知太郎(たなか みちたろう)
1902-1985。哲学者・西洋古典学者。京都大学教授として、日本における古代ギリシア哲学研究を牽引した。著書に『哲学初歩』(岩波現代文庫)、『ソクラテス』(岩波新書)、『プラトン』全4巻(岩波書店)他多数。著作は『田中美知太郎全集』(全26巻、筑摩書房)にまとまっている。