{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

普遍の鍵 ルルスからライプニッツにいたる記憶術と結合論理学/パオロ・ロッシ(著)清瀬 卓(翻訳) 発行:筑摩書房

1,980円

送料についてはこちら

9つのアルファベットの組み合わせで宇宙を解読せんとした、天啓博士ルルスの結合術・記憶術。それは、イスラム思想やユダヤ神秘主義など多様な知が流入した13世紀カタロニアで醸成され、魔術的ルネサンス世界観へと繋がる一方、ベーコン、デカルト、ライプニッツなどの近代哲学者たちに多大な影響を及ぼすことになる。彼らは記憶術を必須の学問体系と捉え、推論や論理演算の基盤として取り込んでいく。人工記憶・百科全書構想・世界劇場・完全言語・記号法など、世界を記述し新しい発見を産みだす「普遍の鍵」=コードの〈術〉は、どのように発展していったのか。稀代の科学史家が追う驚異の思想的系譜。 目次 Ⅰ 十四、十五世紀にみるイメージと場所記憶 1 記憶の「規定」に対する人文主義者の反論  2 古代、中世における記憶術の典拠  3 十四世紀における記憶術と説教術  4 十五世紀における記憶術  5 ピエトロ・ダ・ラヴェンナ『不死鳥』  6 自然と技術  7 記憶術・アリストテレス思想・医学  8 イメージの組み立て  Ⅱ 十六世紀百科全書思想と結合術 1 ルルス思想の復興  2 アグリッパと大いなる術の特質  3 ルルスの伝統にみる術・論理学・宇宙論  4 知恵の樹と十六世紀百科全書派  5 ライムンドゥス・ルルスの書にみる記憶力増強0 0 0 0 0 6 ベルナルドゥス・デ・ラヴィニェータ ―― 結合術と場所記憶  7 記憶論理学  Ⅲ 世界劇場 1 象徴思想と記憶術  2 記憶術のイギリス、ドイツへの普及  3 シュパンゲルベルギウス  4 グラタローロの記憶医学  5 世界劇場にみるルルス思想とカバラ  Ⅳ ジョルダーノ・ブルーノの表象論理学 1 ブルーノのルルス記憶術著作  2 十七世紀における結合術・記憶術・自然魔術  Ⅴ 人工記憶と新しい論理学 ―― ド・ラ・ラメー、ベーコン、デカルト 1 ピエール・ド・ラ・ラメー ―― 論理学の一部門としての「記憶」  2 ベーコンとデカルト ―― 記憶を玩ぶ人々にたいする論争  3 ベーコンとデカルトにみる記憶術とルルス思想  4 記憶術の新しい論理学への仲間入り  Ⅵ 百科全書思想と汎智論 1 普遍記憶術体系 ―― ハインリヒ・アルシュテート  2 汎智論と大教授学 ―― コメニウス  3 十七世紀の百科全書思想と結合術  4 ジョン・ヘンリー・ビスターフィールドの哲学的アルファベット Ⅶ 普遍言語の形成 1 イギリスのベーコン学派 ―― 普遍言語構想  2 言語記号と数学記号  3 コメニウス学派 ―― 普遍言語と普遍キリスト教  4 完全言語の形成  5  普遍言語の記憶作用―― 自然科学にみる分類法 6 普遍言語と対峙するデカルトとライプニッツ  Ⅷ ライプニッツ記号法の淵源 注 訳者解題 ヨーロッパ古代・中世百科全書思想の系譜 ―― 清瀬卓  文庫版訳者あとがき事項説明 人名索引 著者プロフィール パオロ・ロッシ (ロッシ パオロ) (著) パオロ・ロッシ(Paolo Rossi):1923-2012年。イタリア、ウルビーノ生まれ。出版社モンタドーリで事典編纂に従事。ボローニャ大学、ミラノ大学等で教鞭を執る。フィレンツェ大学教授、ケンブリッジ大学客員教授、イタリア学士院会員等を歴任。専攻、哲学史、科学史。本書の他、著書に『哲学者と機械──近代初期における科学・技術・哲学』『魔術から科学へ』等多数。 清瀬 卓 (キヨセ タカシ) (翻訳) 清瀬 卓(きよせ・たかし):1949年、兵庫県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都外国語大学名誉教授。専攻、イタリア語学・イタリア文学。主な訳書に『カルダーノ自伝』等がある。

セール中のアイテム