人間は、つねに疑念を抱く生き物である。
錯覚や幻覚、虚偽(フェイク)や真実(トゥルース)、善や悪、陰謀論とどう付き合い、向き合うか。
ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。
古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームらが展開し、ウィトゲンシュタイン以降、新しく花開く。
2500年の軌跡から人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたるための手引書。
著者プロフィール
古田徹也 (フルタテツヤ) (著)
1979年熊本県生まれ.東京大学文学部卒業,同大学院人文社会系研究科博士課程修了.博士(文学).新潟大学教育学部准教授,専修大学文学部准教授を経て,現職.専攻は,哲学・倫理学.
著書『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ,第41回サントリー学芸賞受賞),『不道徳的倫理学講義』(ちくま新書),『はじめてのウィトゲンシュタイン』(NHKブックス),『いつもの言葉を哲学する』(朝日新書),『このゲームにはゴールがない』(筑摩書房),『謝罪論』(柏書房),『言葉なんていらない?』(創元社),『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の基本』(中央公論新社)など.
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