いま、記録しなければ
調査・分析で何が分かるのか? ことばとは何か? フィールドから考えた言語の本質。
ことばが滅びたりうまれたりするとはどういうことか、ことばには大小あるとは? パキスタンの山奥でゼロから現地調査してきた著者が案内する言語学の世界。
あらゆる言語は言語学的に見れば等しい価値を持っている。等しい能力をそなえていて、等しく大切なものだ。それなのになぜ、社会的には不平等で扱いが異なるのか。現代社会のあり方や思想にも関係する言語の本質に迫る。
目次
第一章 ことばと言語学
・私たちが使っている日本語はひとつのことば?
・英語はグローバルな言語だから偉い?
・独自の書きことばを持ってないことがある!?
・言語学をやれば何カ国語も話せるようになる?
・フィールドへ出ていく言語学もある
第二章 社会の中のことば
・世界共通語を作れば便利なのか?
・ことばは文化を色濃く反映している
・話す人がいなくなるとことばは滅びる
・ことばが滅びる時/ことばが生まれる時
著者プロフィール
吉岡 乾 (ヨシオカ ノボル) (著)
吉岡 乾(よしおか・のぼる):1979年千葉県生まれ。博士。国立民族学博物館准教授、総合研究大学院大学准教授。専門は記述言語学、ブルシャスキー語。大学院進学を機にブルシャスキー語の研究を開始して後、パキスタン北部を中心にいくつかの言語を調査・研究している。著書に『なくなりそうな世界のことば』『現地嫌いなフィールド言語学者、かく語りき。』『フィールド言語学者、巣ごもる。』(共に創元社)、『ゲは言語学のゲ』(講談社)がある。
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