難病の弁護士・青木志帆と、診断が確定しない新聞記者・谷田朋美。慢性疾患によるさまざまな病苦(頭痛・吐き気・めまい・倦怠感…etc)を抱えながら、なんとか「健常者」に擬態して生きてきた。そんな二人が出会い、交互に言葉を紡いでいくことで「慢性疾患の日常」が描かれていく。
「健康体」が当たり前に称揚される社会への居心地の悪さ。学校生活、就職、結婚、家族、あらゆる場で「人並み」になれないしんどさ。強さと弱さのはざまで生きる「グレーな私たち」に贈る往復書簡。
「健康体」が称揚される社会へのアンチテーゼ
目次
はじめに
1部 死んでいないので生きていかざるをえない
2部 回復しない人生を生きる
3部 能力主義を病苦と生きる
4部 女性であること/病気であること
5部 往復書簡を終えて
*巻末に村上靖彦さん(『客観性の落とし穴』など多数)とのスペシャル鼎談を収載!
著者プロフィール
青木志帆 (アオキシホ) (著)
弁護士/ 社会福祉士。2015 年に明石市役所に入庁し、障害者配慮条例などの障害者施策に関わる(2023 年に退職し、現在は明石さざんか法律事務所所属)。著書に『【増補改訂版】相談支援の処「法」箋―福祉と法の連携でひらくケーススタディ―』( 現代書館)、共著に日本組織内弁護士協会監修『Q&Aでわかる業種別法務 自治体』( 中央経済社) など。
谷田朋美 (タニダトモミ) (著)
毎日新聞記者。主に難病や障害をテーマに記事を執筆してきた。15 歳頃から頭痛や倦怠感、呼吸困難感、めまいなどの症状が24 時間365 日続いている。関西学院大学国際学部非常勤講師、立命館大学生存学研究所客員研究員。