わが子が性別違和を訴えた。
見た目はボブカットの女の子である。
それがいきなり学ランを着て学校に行くということに、私の意識は追いつかなかった。
17歳で乳房を切除。自分だけが異質であると思い悩み、パニック症を発症した。
居場所を失い、すべてを投げ出そうとしたこともあった。
その時、親と子は何を考えていたのか。
互いの思いを答え合わせのように綴り合い、実子が自分らしさを取り戻すまでの23年間を描いた渾身のルポルタージュ。
著者プロフィール
松永正訓 (マツナガタダシ) (著)
松永正訓 Matsunaga Tadashi
1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業し、小児外科医となる。日本小児外科学会・会長特別表彰など受賞歴多数。2006年より、「松永クリニック小児科・小児外科」院長。13年、『運命の子 トリソミー―短命という定めの男の子を授かった家族の物語』(小学館)で第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞。19年、『発達障害に生まれて―自閉症児と母の17年』で第8回日本医学ジャーナリスト協会賞・大賞を受賞。著書に『小児がん外科医―君たちが教えてくれたこと』(中公文庫)、『呼吸器の子』(現代書館)、『子どもの病気 常識のウソ』(中公新書ラクレ)、『いのちは輝く―わが子の障害を受け入れるとき』(中央公論新社)、『小児科医が伝える オンリーワンの花を咲かせる子育て』(文藝春秋)などがある。
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