アナーキズム×戦争
いま、私たちの目の前に戦争がある。
世界中で紛争がたえず、不条理な虐殺が続いている。誰が戦争を始め、誰がその代償を支払わされるのか。平和を阻むものの正体は何なのか。
第一次世界大戦の開戦直後、若きアナキスト、ジョージ・バレットがその問いに真正面から挑んだ反戦の書。
国家、愛国心、階級、貧困――バレットは戦争を生み出す社会そのものを問い、国家どうしの戦争ではなく、人々を貧困と死へ追いやる仕組みとの闘いを説く。「戦争を終わらせるための戦争」を。
日本ではほとんど紹介されてこなかったジョージ・バレットの代表的反戦論、初邦訳。
百年以上前、一人の若い労働者によって書かれたこの小冊子を読むと、大戦中の世界と現在が驚くほど重なって見える。
戦争と虐殺が続くいまこそ読まれるべき、鮮烈な反戦の一冊。
目次
はじめに
最後の戦争――戦争を終わらせるための戦争/ジョージ・バレット
愛国心
思想なき私たち
Ⅰ
愛国者と侵略
彼の敵
私たちの闘い
富裕層の愛国心
Ⅱ
勇気が教えてくれること
政治家たちの大胆な計画
労働者たちの大胆な行動
私たちの未来の計画
Ⅲ
イギリスの征服
未来の戦争
私たちの力
さらなる戦争
Ⅳ
侵略者を打ち破るために
絶好の機会
私たちの答え
Ⅴ
汝の隣人を憎め
キリスト教と富裕層
敵同士の友情
Ⅵ
最後の勝利
本当の問題
闘うべきもの
付録
反戦宣言について
反戦宣言 The Anarchist International and the War(1915年2月)
著者プロフィール