栄光、歓喜、苦悩、葛藤の現役生活
今、すべてを語ろう!
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斎藤佑樹が陽の当たる舞台で挙げた54勝のうち、球場で見届けたのは33勝。
20歳の時の斎藤と出逢ってからは、勝った試合も負けた試合も、勝ち負けがつかなかった試合も、彼のピッチングを球場で観て、感じた疑問をぶつけてきた。
時は流れ、2021年11月7日、日曜の恵比寿──。
この日、引退したばかりの斎藤とランチをともにした。そこでぼくは彼に「ピッチャーとしての斎藤佑樹を描きたい」と伝えた。そのためにあらためて話を聞かせてほしい、それがプロに入ってから引退するまでの斎藤を見届けたぼくが成すべき仕事だから、と想いを届けた。だからこの一冊は、そんな斎藤との約束が結実した賜物だと思っている。