多数派の腕力や政府の便宜ではなく、己の「良心」に従え――。社会に対し静かに宣戦布告し、ガンジーやキング牧師にも影響を与えた表題作をはじめ、ソローの思想的エッセンスが伺える傑作選を新訳で。
著者プロフィール
ヘンリー・D・ソロー (ヘンリー ディー ソロー) (著)
マサチューセッツ州コンコード市出身。ハーバード大学卒業後、家業の鉛筆製造業、教師、測量の仕事などにも従事したが、生涯を通じて定職につかず、やがて学生時代に熟読した『自然』の著者で超絶主義者のラルフ・ワルド・エマーソンらと親交を結んだ。ウォールデン池畔の森の中に丸太小屋を建て、自給自足の生活を2年2ヶ月間送る。代表作『ウォールデン 森の生活』(1854年)をはじめ、後の時代の詩人や作家に大きな影響を与えた。
齊藤 昇 (サイトウ ノボル) (訳)
1955生。立正大学文学部教授。立正大学大学院文学研究科博士後期課程満期修了。著書に『ワシントン・アーヴィングとその時代』、『「最後の一葉」はこうして生まれた──O・ヘンリーの知られざる生涯』、『そしてワシントン・アーヴィングは伝説になった〈アメリカ・ロマン派〉の栄光』など、訳書にW・アーヴィング『アルハンブラ物語』『ウォルター・スコット邸訪問記』『ブレイスブリッジ邸』『スケッチ・ブック』『リップとイカボッドの物語』『昔なつかしいクリスマス』、ホーソーン『わが旧牧師館への小径』などがある。