死んだら、愛はどこへ行くのか?
魂のゆくえを“死者目線”でファンタジックに描いた6つの物語。
デビュー作『ブロッコリーパンチ』が多言語に翻訳され、大ヒット!
奇想天外なのに切ないストーリーで読者を魅了しつづける
韓国の気鋭作家による、傑作ヒューマンドラマ!
★キム・チョヨプさん(小説家)絶賛!!
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「イ・ユリは、揺らめく波の上で粉々に砕ける数万の光の欠片を見せてくれる。
一瞬輝いて消えるもの、私たちの人生もそうだ。
永遠はない。いつかはすべて終わるのだと。
だからこそ、消えていくまでひたすら複雑に、諦めず、
この世界を楽しもうとする人々への愛情を失わずにいようというこの物語を、
私も結局は熱烈に愛するしかなかった。」(帯文より)
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登場人物たちが思いがけず繋がっていく、切なくも愛おしい連作短篇集。
★各篇について
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スワンボート…スワンボート乗り場で家族を待ちつづける少女。
深夜の疾走…かつての名優の荒れ果てた生活を見つめるタクシードライバー。
世界の果て…同窓会で運命的に出会ったふたりは無二の場所を求めて海へ。
私の九生…前世で出会ったサボテンを探して旅する、九回生まれ変わった猫。
永遠の少女…「永遠を証明してみせる」と約束した彼に言いたかったことは。
この世界の開発者…ゲーム開発者が幽霊となって彷徨い、やがて神の声を聞く。
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死という悲劇に見舞われた者たちが
この世から消えていく、その瞬間まで──。
永遠でも完全でもないわたしたちへの賛歌。
著者プロフィール
イ・ユリ (イ ユリ) (著)
1990年、韓国・江原道生まれ。崇実大学文芸創作学科卒。2020年、京郷新聞新春文芸に短篇「赤い実」が当選し、作家活動をはじめる。他の著書に、『ブロッコリーパンチ』(山口さやか訳、リトルモア)、『ウエハース君』(渡辺麻土香訳、晶文社)、『すべてのものたちの世界』、長篇小説『雲の上の人』(いずれも未邦訳)など。現実のなかに不思議なものがひょっこり現れる独特な世界を描き、“イ・ユリ・ユニバース”と呼ばれて親しまれている。「赤い実」は韓国で映像化された。
山口 さやか (ヤマグチ サヤカ) (訳)
韓日翻訳者。三重県生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科卒。2022年、イ・ユリ著「赤い実」で韓国文学翻訳新人賞。翻訳した本に『ブロッコリーパンチ』(イ・ユリ著、リトルモア)『まめさん こめさん おふろのひ!』(キム・ナンジ文、チェ・ナミ絵、共訳、岩崎書店)がある。第23回三重県文化新人賞。