ブラックスタディーズの作家・研究者、サイディヤ・ハートマンが、かつて奴隷が旅をした大西洋奴隷航路を遡り、ガーナへと旅をする思索の物語。奴隷になるとはいかなることか? そして、奴隷制の後を生きるとはいかなることか? ガーナでの人々との出会い、途絶えた家族の系譜、奴隷貿易の悲惨な記録などから、歴史を剝ぎ取られ母を失った人々の声を時を超えてよみがえらせる、現代ブラック・スタディーズの古典的作品にして、紀行文学の傑作。
"わたしは、消滅した人々の残余を発見するという目的とともに、ガーナに降り立った。(…)奴隷制という試練がいかにして始まったのか、理解したかった。いかにしてひとりの少年が綿布二メートル半やラム酒一本と、そしてひとりの女性がかご一杯の宝貝と等価になったのかを、了解したかった。類縁と他者を隔てる境界を越えたかった。名のない人々の物語を語りたかった──奴隷制の餌食となった人々や、捕囚を免れるために辺鄙な、荒漠とした土地へと追い込まれた人々の物語を。(「プロローグ」より)"
【目次】
プロローグ よそ者の道
第一章 アフロトピア
第二章 市場と殉教者
第三章 家族のロマンス
第四章 子よ、行け、帰れ
第五章 中間航路の部族
第六章 いくつもの地下牢
第七章 死者の書
第八章 母を失うこと
第九章 暗闇の日々
第十章 満たされぬ道
第十一章 血の宝貝
第十二章 逃亡者の夢
訳者あとがきにかえて──『母を失うこと』についてのノート
発行:晶文社
46 376ページ
価格 2,800円+税
ISBN978-4-7949-7376-4
書店発売日2023年9月25日
その他のアイテム
-
- 【再入荷114冊目】『バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学』朱 喜哲(著) 発行:NHK出版
- ¥1,023
-
- 『AHIRU LIFE. TENSHI AHIRU & AKUMA AHIRU』 #よはく舎刊行本
- ¥1,650
-
- 《サイン本》『ひとごとごと 1 』オカヤイヅミ(著) 発行:KADOKAWA
- ¥990
-
- 《26/11/15参加申込用》『オンニって呼んでもいいですか?』2巻刊行記念トークショー&サイン会
- ¥500 〜 ¥1,813
-
- 直販限定割引販売 『ドキュメンタリー写真を発明し直す リアリズムと集団制作の系譜』田尻 歩 #よはく舎刊行本
- ¥2,090
-
- 『醜さの美学 カント『判断力批判』の新展開』高木 駿 #よはく舎刊行本
- ¥2,090