
90年代のニューヨーク。なんとかNYの老舗出版エージェンシーで働き始めたジョアンナの仕事は、隠遁生活を送る彼への山のようなファンレターに定型の返事を送ること。彼女は一度も彼の本を読んだことはなかったが…。
『ジェリーだ。きみのボスに話があってかけたんだけどね』…彼女がとった電話の相手は、J.D.サリンジャー本人だった。
老作家の言葉に背中をおされながら、新米アシスタントが夢を追う。本が生まれる現場での日々を、印象的に綴った回想録。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784760145744